福祉について |
伊藤たけし |
(1)特養ホームの入所基準が点数制になり公平で分かり易くなったことを評価。今後はスピード重視という観点で区内・区外施設同時申し込みが出来るよう、選択肢を広げては。 |
区長 |
今後の推移を見ながら選択肢拡大の方向で検討したい。 |
伊藤たけし |
(2)障害者支援費制度と介護保険制度との統合の話がある。サービスの質も量も違う障害者福祉が介護保険制度にはたしてなじむのか。 |
区長 |
介護保険被保険者の範囲拡大、障害者福祉との統合は区民の負担を伴うため、慎重な議論が必要。今後、国の動向に注意したい。 |
子育てについて |
伊藤たけし |
渋谷区の合計特殊出生率が全国最低を記録した。渋谷区の子育て支援策は充実しており、区内で子育てをしている保護者の満足度は高いと思われるが、出生率の向上に連動しない。このギャップをどう分析されているのか。また出生率向上の有効な対策は。 |
区長 |
渋谷区では女性の3人に1人は単身世帯であることが大きな理由。子育て支援策は全国でもトップレベルにあり、本年10月には児童虐待の早期発見・早期対策を図る「子ども家庭支援センター」を設置する。子育て支援策の拡充が結果的に出生率の向上につながるものと考える。 |
教育について |
伊藤たけし |
(1)今年度から始まった「学校選択制」で、魅力ある特色づくりを行った学校(広尾中・松濤中)が生徒を呼び込んだものと考える。教育委員会は初年度の結果をどのように分析し、来年度につなげるか。 |
教育長 |
学校選択制の要因として、中学校は特色ある学校づくりが、小学校は教育内容や学校の様子、通学上の利便性が大きな理由と考える。現在、新一年生の保護者全員を対象にアンケートを実施している。集計結果を分析し、来年度の参考にする。 |
伊藤たけし |
(2)教育委員会は英語教育重点校の松濤中学校とブリティッシュスクールとの連携強化をするとしているが、具体的な方法について伺う。また、ブリティッシュスクールを松濤中の敷地内に招致することが両校にとって、より良い選択ではないか。 |
教育長 |
現在両校は、クラブ活動の合同練習や教員の英語研修会などの交流を行っているが、今後はブリティッシュスクールから松濤中学校への教師派遣などを推進したい。同校の松濤中学校への招致も含め、方法を探っていきたい。 |
伊藤たけし |
(3)荒川区と品川区は昨年から学力テストの結果を公表しているが、学校間の序列化などリスクは小さい。基礎学力の向上と公立学校復権の有効な手段だと考えるが、導入の考えは。 |
教育長 |
学力テストの公表による影響を充分見極める必要がある。児童生徒の学力向上・信頼される学校づくりの施策として検討していく。 |