ホームレス自立支援センター開設

伊藤たけしの選挙公約(マニフェスト)実現!

 本年3月、ホームレス自立支援センター「渋谷寮」が地元の方々のご理解を得て、千駄ヶ谷4丁目に完成、4月12日の入居を前に福祉保健委員会で視察してきました。

施設の全景
入居時の支給品
2段ベッドになっています
施設の全景
入居時の支給品
2段ベッドになっています

ホームレス自立支援センターとは?

 東京都と23区では、ホームレス対策事業を共同で行っています。現在は、ホームレスの社会復帰に向け第1ステップ「緊急一時保護事業」、第2ステップ「自立支援事業」及び、第3ステップ「グループホーム事業」を実施していて、「渋谷寮」は第2ステップの施設となります。自立支援センターは、23区を5ブロックに分け、各ブロックに1ヶ所ずつ5年間の持ち回りで設置することが決まっています。平成12年より、台東、新宿、墨田、豊島で順次開設しましたが、渋谷区だけが遅れていて、昨年の区議会選挙では、私が設置を公約にしていました。「渋谷寮」の定員は72名、「自立プログラム」に従って生活改善を行い、原則として2ヶ月で社会復帰をすることとしています。ちなみに平成12年から現在までに、4ヶ所の自立支援センターから巣立っていった人は3,400人余、その約半数の人が就労自立に成功しています。

立派な大型テレビも
大きなお風呂もあります
立派な大型テレビも
大きなお風呂もあります

今後のホームレス対策

 今後、東京都と23区は上記の施策に加え、公園でテント生活をしているホームレス(仕事を持っている人が多い)を対象に都営住宅や民間アパートを借り上げ、定額家賃(3,000円程度)で貸し出すことを決めました。今回の対象は代々木公園を含む都立公園に暮らすホームレスが対象となります。併せて新たな流入を防ぐため、警備・巡回を強化し、公園本来の目的を取り戻す試みも実施します。私は委員会の中でも、代々木公園だけにとどまらず80人を超えるホームレスの居住する宮下公園もその対象とするよう強く要望しています。今後の渋谷区の取り組みに期待します。

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