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伊藤家の食卓

(2012年02月)

仮の姿ですから。
 2月1日(水) 気分: 天候:
トライアスロン仲間に自転車いじりのエキスパートがいます。彼は地元松濤中学校の後輩でもあり、宇田川町の持ちビルにプライベートショップとトレーニングルーム兼作業室を構えています。前々から一度お邪魔する予定でしたが、本日の午前中にお互いの都合がついたので、私のトライアスロンバイクのセッティング(ポジション出し)をかねて訪ねました。

彼からは「伊藤さん、しっかりローラー台に乗ってもらいますからスーツではだめですよ!」と釘を刺されていましたので、まるで自転車のロングライドに出かけるようないでたちで、自動車に自転車やホイールを積み込み、区役所に出かけました。

彼のところは区役所からほど近いため、まずは区役所での仕事を少し片づけてからにしましたが、私の格好が格好、それも平日の午前中ですから、会う人会う人に「こいつどうしたの?」的な視線で見られ、挨拶されます。

いちいち言い訳してはいられないので、にこにこ挨拶を返していましたが、最後に自動車から自転車を下しているところで声をかけられたのが、これまた松濤中学校大先輩の渋谷区医師会会長さんです。「伊藤さんはスポーツマンだとは聞いていたが、これほどとは…」と絶句されてしまいましたので、思わずタイトルのセリフ「今日は仮の姿ですから…」です。

まあ、悪いことしているわけではありませんが、やはりTPOは大切、役所にバイクジャージー姿はいけていませんでしたね。

朝:ピザトースト
昼:アジア風豚照り焼き定食
夜:新年会洋食系つまみ、鍋、餃子
間食:柿ピー、まんじゅう

トレーニング:1km×3本インターバル・ジョグ―13.5km

春風よ、舞え。
 2月2日(木) 気分: 天候:
第3回中学生「東京駅伝」渋谷区代表選手・壮行会に行ってきました。これは、東京都内の区市町村代表の中学2年生が一堂に集まり、男女に分かれて駅伝を行うというもの、東京都がはじめたスポーツイベントとしては秀逸なものです。

渋谷区内8中学校から選抜された、男女各21名の代表選手たちの目標は第1回大会の男子・13位、女子・26位を上回り、男子はベスト10、女子は20位以内となっていて、日々トレーニングに励んでいます。

議員が来賓として呼ばれている会ではありませんが、練習会や結団式にもいつも激励に行きますので、「走ることといえばこの人、いつもの伊藤議員も応援に駆け付けてくれています!」みたいな紹介がされます。

選手代表の決意表明では、昨年、第2回大会会場(調布味の素スタジアム)が直前の東日本大震災の避難所になったため駅伝は中止され、昨年の中学2年生(現3年生)はだれも走ることができなくなったことを受け「走れなかった3年生の分まで私たちが全力で走りぬきます!!」と力強く誓ってくれました。

「東京駅伝」本番は3月20日(祝)、渋谷区代表のキャッチコピーが「春風舞走(しゅんぷうまいそう)」です。どうか渋谷区の中学生たちが、春風のように、舞うように味スタを走り抜ける姿を応援に行きましょう!

朝:雑炊
昼:味噌ラーメン
夜:とんかつ系つまみ
間食:柿ピー、まんじゅう

トレーニング:代々木公園クロカン走―12.5km スイム―1500m

可愛き、後輩たち。
 2月6日(月) 気分: 天候:
2月の恒例行事となりつつある、早稲田大学箱根駅伝の選手慰労会兼、4年生を送る会。瀬古利彦会長の下、私が事務局長を務める「渡辺康幸監督(なべ)を男にする会」が主催して今晩、原宿のイタリアン、ベニーレ・ベニーレにて賑やかに行いました。

昨年までは「焼肉」が定番でしたが、今年は瀬古会長の「たまにはワインが飲みたいね!」の一言により、イタリアンにてセッティング、しかしその瀬古会長、会場ではなぜか日本酒を注文、彼らしいといえば彼らしいですが…、皆楽しんでくれたようです。

特に7名の4年生は皆進路も決まり、珍しく2次会(和民です…)まで全員付き合ってくれました。なかでも1年生からレギュラーとして活躍してきた、八木勇樹、三田裕介、矢澤曜の3選手とは付き合いも長い分、私ともずいぶん打ち解けてくれます。

酔いも手伝い「伊藤さんにはこれから一生付いていきます!」なんて可愛いことをいってくれますが、八木君は旭化成、三田君はJR東日本、そして矢澤君は日清食品とそれぞれ実業団に進みさらなる高みを目指すわけですから、今後の活躍にも心から期待します。

なお、話題がバレンタインデーのプレゼントに及び、私が「君らは結構チョコレートもらうだろう?」と聞いたとき「僕と八木は段ボールケース1つくらい、矢澤はコンテナ一杯くらいですかね!」との三田君の返事には、かわいくない奴らだ、とも思いましたが…、ともあれお疲れさま、そして輝かしい未来を祈ります。


朝:肉まん
昼:ラーメン、半チャーハン
夜:イタリアン、居酒屋系つまみ
間食:ハンバーガー、まんじゅう

トレーニング:バイクローラー台―約1時間 前日デュアスロン出場したため積極的休養

小林さん。
 2月7日(火) 気分: 天候:
本日区議会では交通・公有地問題特別委員会が主催する研究会が開かれました。テーマは「自転車利用環境整備について」、サブタイトルとして〜人と環境に優しい自転車利用促進に向けた環境整備や法規の順守について〜、講師はNPO自転車活用推進研究会(自活研)の理事長、小林成基(こばやし しげき)先生です。

今般の自転車問題の専門家としてマスコミに引っ張りだこになっている講師だけあって「皆さん自転車のマナーが悪い!といいますが、そのほとんどはマナーではありません。あれはルール違反、法規違反なのです。本来ならほとんどが5万円以下の罰金、前科者になるのです。」と歯切れよく、日本の道路行政、道路交通法の問題点を指摘します。

スライドを使って海外や国内先進都市の事例もふんだんに紹介、いけてない東京の事例と対比してくれました。1時間程度の講義では話すほうも聞くほうも満足できない様子で、参加した議員からは「え〜もう終わりなの?」とか、質問の時間には「今度はいつ話に来てくれるのかと聞きたい」なんて声が漏れていました。

さてその小林先生、実は私の秘書時代の先輩なのです。すでに付き合いは四半世紀に及びますし、もちろん私も自活研のメンバーです。そんな関係で特別委員長から「研究会の講師として呼んでくれませんか?」と依頼され声掛けしたもの、研究会の場では先生とお呼びしますが、講師控室に入れば「小林さん、忙しいところ悪かったですね」と、なります。

私たちも彼のような説得力を持って、この国や東京都、渋谷区の道路行政を「自転車にも優しいまちづくり」に変えていかなきゃならんですね。いい勉強になりました、ありがとうございます小林先生。

朝:シチュー
昼:幕の内弁当
夜:中華料理、居酒屋系つまみ
間食:なし

トレーニング:代々木公園クロカン走―12.5km 大雨で地面がぐちゃぐちゃ、走りにくいことこの上なし

120パーセント。
 2月15日(水) 気分: 天候:
渋谷区役所で開かれた講演会に参加しました。講演はスポーツジャーナリストの羽佐間正雄氏、元NHKのチーフアナウンサーであり、夏冬オリンピック中継を11回も行ったというツワモノ、スポーツバカ議員の伊藤たけしが話を聞かないわけにはいきません。

日本人として初めてオリンピックの金メダルを取った三段跳び・織田幹雄さんの逸話から水泳・古橋広之進のエピソード、野球の長嶋茂雄さんの裏話まで流石は名キャスター、面白おかしく聞かせていただきました。

講演の中で「オリンピックで勝てなかった強者たち」にスポットを当てた場面がありました。講師はソウルオリンピック・マラソンで転倒「こけちゃいました〜!」の名セリフを吐いた谷口浩美選手こそ転倒の後、脱げた靴を拾い、はき直しての8位入賞は凄い!と力説していましたが、私は一点疑問があり、質疑の時間に挙手をして聞いてみました。

「勝てなかった強者の件ですが、日本がボイコットし幻となったモスクワ五輪で瀬古利彦選手がマラソンを走っていたらどんな結果だったと思われますか?」という私の問いに、彼は即座に「120パーセント優勝は間違いなかったでしょう。それだけにその後のロス五輪、ソウル五輪は残念でした」との答え、今では私の楽しき先輩ですが、当時の瀬古さんの凄さを改めて知ることになりました。

朝:ハムチーズトースト
昼:ベトナム風プレートランチ
夜:中華料理
間食:柿ピー、チョコレート

トレーニング:バイクローラー台―1時間 ジョグ―7q 風邪が喉にきた模様、息が苦しい。

大いに関心、あり。
 2月17日(金) 気分: 天候:
私は「渋谷区都市計画審議会」の委員を務めています。そもそも都市計画審議会とは国の都市計画法の下、まちづくりや再開発、都市計画道路などの決定に際し、行政機関だけではなく学識経験者や議員などからなる委員が調査審議する組織です。

渋谷区でも渋谷駅周辺の大規模再開発や原宿神宮前地域の地区計画などが進められていて、本日は笹塚1丁目地区の地区計画の原案の説明がありました。私は前期から5年間にわたり「まちづくりや都市計画道路を進めるにあたっては自転車の視点を計画に反映するべき」と口を酸っぱく発言してきました。

これまではどんなに私が自転車行政の視点を力説しても、行政サイドや学識経験者の皆さんは、ほとんど反応を示してくれませんでした。「またあの自転車族議員が吠えてるわ」程度のものです…。しかし風向きが変わってきました。

東日本大震災以降の自転車の増加や、昨年10月に出された警察庁の「自転車の安全走行について」という通達により、明らかに自転車がまちづくり、都市計画の視点に入り込み始めています。今日の審議会でも、ある学識経験者の委員から、「あらたな都市計画には自転車の通行に関するルールなども必要」という意見が出かと思えば、それを受けて渋谷警察署の署長もその意見を支持したのです。

私は涙が出るほど嬉しくなりました。私が口火を切ったわけでもなく、何も発言しなくてもこういう議論が交わされ始めたのです。かのマザーテレサは「愛の反対語は憎しみではない、無関心です」といいました。まさに本日の会議が、無関心に置かれていた渋谷の自転車行政が動き出した瞬間に思えました。

これからです、これから。いよいよ自転車族議員の出番ですかね。

朝:焼きおにぎり・味噌汁
昼:味噌ラーメン・ライス
夜:天丼・そば
間食:柿ピー、ポテチ

トレーニング:バイクローラー台―1時間 ジョグ―7.5km

心配は、ご無用に。
 2月19日(日) 気分: 天候:
来週の東京マラソン2012は見事落選していますので、今シーズンは昨秋の大阪マラソン以外にフルマラソンは無し、目標を4月の宮古島トライアスロン(ロング)に切り替え、今週の青梅マラソン(30km)にエントリーしました。

宮古島対策としてのレースですから、ただ走るわけではありません。往復95kmは電車や車ではなく自転車練習に充てるという、タフなスケジュールです。この阿呆なトレーニングに付き合ってくれる友人トライアスリートとともに渋谷をスタートです。

今朝は渋谷でも氷点下の冷え込み、生身の身体には空気の冷たさが堪えます。しかし往路の自転車である程度脚を使わなければ、その後の青梅マラソンを走る意味が半減します。ガシガシと漕いで、マラソンのスタートラインに立った時には、予定通り疲れた状態になっています。

はじめのうちは頑張って走りましたが、いつもより早いタイミングで身体に疲れが溜まってきます。まあこれは自転車の疲ればかりではなく、このところ長い距離を走る練習をしていないことも要因のひとつ、しかし何とかフルマラソン・サブスリーペースは保ってフィニッシュすることができました。いい練習になりました。

着替えをすませ携帯を取り出すと桑原区長から着信があったもよう、何事かと思い電話をかけるとどうやら、私が参加しているはずの渋谷区内でのイベントや会合に居ないものだから、心配して電話をくれたようです。理由を話してよく謝っておきました。今後は休日に伊藤たけしが渋谷に居なくてもほぼこんな塩梅、心配はご無用ですので。

朝:おにぎり・サンドイッチ
昼:カレーライス・おにぎり・どら焼き
夜:パスタやステーキなど洋食系つまみ
間食:お腹がすいていろいろと

トレーニング:バイク―青梅往復93km 青梅マラソン―30km

夢は大きく。
 2月20日(月) 気分: 天候:
私が応援している音楽ユニット「励まし屋」http://www.hagemashiya.com/news/index.html
の初ワンマンライブコンサートに行ってきました。励まし屋の名前どおり、渋谷駅頭を中心に路上ライブにて勝手にみんなを励ます曲を歌い続けてきた彼ら、熱いハートと楽曲が私の心と共鳴、すっかり意気投合しています。

トライアスリートたちにも元気をくれそうな気がして、トライアスロン大会に呼んで歌ってもらったり、友人の結婚式のゲストで歌ってもらったり、私の選挙・出陣式でもソウルフルな歌で励ましていただきました。

ついには、渋谷区トライアスロン連合http://shibutora.jp/
10周年を記念した楽曲「Go for it!」まで作ってもらうくらい入れ込んでいます。ちなみにこの曲は渋谷区トライアスロン連合のサイトから無料でダウンロードできますので皆さん、聞いてやってください!

さてそのワンマンライブ、会場は立すいの余地もありません。私もトライアスロン仲間を動員していきましたが、老若男女がバランスよく集まっている感じで幅広い層に支持されていることが分かります。今後の大ブレークを予感させてくれます。

コンサートの中で彼らは「目標は紅白歌合戦出場!」と言っていました。メジャーデビューも未だな彼らにとっては大きすぎる夢かもしれません。しかし、大きな夢を持つのは結構なこと、私も彼らに負けじとトライアスロン世界選手権、「アイアンマンハワイ出場!」という大きすぎる夢に向かって走り続けます。

朝:ピザトースト
昼:から揚げそば定食
夜:洋食系つまみ、居酒屋系つまみ
間食:みかん

トレーニング:リハビリジョグ―11q 家内も出場する「渋谷・表参道Women’sRun」のコース試走に付き合う。当然、大会以外は走ること厳禁の明治神宮境内は歩きました…。

カラス対策。
 2月23日(木) 気分: 天候:
都会のカラスは厄介です。もともと賢い鳥ですから「カラスネット」もせずに出された生ごみなどは、ひとたまりもなく荒らされてしまいます。そして人様の出した栄養価の高い残飯のお蔭で、鷲かと見まごうほど大きく育ち、ますます危険な存在になっていきます。

私をふくめ代々木公園を走るランナーたちも、ランニング中にカラスに襲われることがままあります。代々木公園・明治神宮は都心における最大規模のねぐらとなっていて、朝方のカラスの数は半端ではありません。なかにはカラスに追っかけまわされ逃げ惑うランナーなども見かける始末、今日その苦情と対策をかけ合いに都庁を訪ねました。

対応してくれたのは都環境局の鳥獣保護管理の担当課長です。彼からは東京都が行っているカラスの生息数・捕獲数の調査結果などの説明を受けました。しかし、私が窮状を訴え代々木公園に限ってのカラス対策をお願いしても、「カラスが減らないのはごみが減らないから」とか「カラスの巣の近くを走らないことですね」という程度で素っ気ありません。

気が荒くなる繁殖期(3月〜6月)を前に何とかしてほしいと頼み込みましたが、「そもそも議員の走っている時間は条例上は公園が閉鎖している時間ですね、その時間に入ってはいけません」とかいわれてしまいました。都条例の決まりは知りませんが、代々木公園の門は24時間オープンしていますが…。

結局粘って、繁殖抑制策として「卵の巣落とし」などを検討してくれることになりましたが、抜本的解決策には程遠い感じです。まあ、専門家の彼らからカラスの生態について、いろいろ話を聞けたのは良かったとしましょう。あいつらは人の顔を覚えて襲ってくるそうです、よく襲われる私などはよっぽど悪人面しているように見えるのでしょうね。これからはもっとニコニコしながら走ろうかしら?

朝:たまごサンド
昼:ハヤシライス・メンチカツ
夜:鉄板焼き、居酒屋系つまみ
間食:チョコレート

トレーニング:バイクローラー台―15q ジョグ―5km

走らずに、東京。
 2月26日(日) 気分: 天候:
「東京マラソン2012」当日です。1,3,5奇数回が当選、2,4偶数回、そして今回6回目はやはり落選という結果、都庁前・スタートの号砲とスタートを追うヘリの音は渋谷の街中で聞きました。

仕方が無いので今日は入っているスケジュールを淡々とこなします。どこへ行っても「走らないんだ?東京マラソン」と、言われながら。やはり少しさびしいですね。午後には家に戻り、マラソン中継録画をじっくり見学、トップアスリートたちの戦いのドラマ、痺れました。

また、同時に友人・知人ランナーの激走の様子を「ランナーアップデート」で確認、サブスリーで走った人、3時間が切れなかった人、昼下がりになってもまだ走り終えない人、とわたしの知り合いたちもそれぞれの東京マラソンを走っていた様子です。

トップアスリートから制限時間ぎりぎりでフィニッシュしたランナーまで、その刹那なマラソンという時間を「東京」という街で共有した皆さん、本当にお疲れさまでした。来年は私も当たり年のはず?楽しみに待っていましょう。

ところで、政治家・石原慎太郎最大の業績はこの東京マラソンの開催ではないでしょうか?いかに彼がこれからつくる新党で首相になろうとも、東京オリンピック招致に成功しても、未来永劫続いていくであろう、東京マラソンを創った男としての異名は忘れ去られることはないでしょうね。

朝:豚汁
昼:餅つきつまみ、餅
夜:鉄板焼き、ごはん
間食:まんじゅう

トレーニング:バイク大井ふ頭―約60km 今季初の大井ふ頭で4月の宮古島トライアスロンに向けてバイクの始動です。