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伊藤家の食卓

(2010年10月)

心を込めて、清める。
 10月2日(土) 気分: 天候:
いよいよ来週末(10月10日)に迫った東京・江戸前トライアスロン2010http://www.jtu.or.jp/tokyo-edomae/index.html
、私たち(社)東京都トライアスロン連合が長年悲願としてきた都心での主催大会が実現します。

関係者(私も含め)は大詰めを迎え本当にばたばたと飛び回っていますが、もとより「走りながら考える」というスタンスで進んできたこのプロジェクト、まわりにご理解・ご協力をいただきながらやっとここまで来た!という感覚です。

さて今日は江戸前大会のメイン会場・都立城南島公園内・つばさ浜にて地元の人たちによるビーチの一斉清掃が行われました。ここはまさに来週スイム会場になる場所、私たち・江戸前トライアスロン実行委員有志も感謝の気持ちで参加させてもらいました。

ビーチクリーンを実施しなくとも充分きれいな砂浜に、「ここが本当に東京湾?」と思いたくなる澄んだ海、ランコースが予定されている場所からは左手にバイクコースの大井ふ頭、右手には船の科学館など台場地区が、真ん中には海の上にレインボーブリッジがかかっているのが見えます。

ビーチクリーンの最初と最後には地元城南島連合会会長や公園管理者より「来週はトライアスロンのレースが開かれます。将来は日本のメジャー大会になるレースです!」ともったいない紹介、レース当日も今日のような晴天であれば、参加した選手たちが満足してくれるのは間違いないと思います。

どうか今度の日曜日、興味のある方はトライアスロンのレースを是非観に来てください!模擬店なんかも一杯出ていますよ!

朝:ピザトースト
昼:焼きそば・菓子パン
夜:パーティー料理
間食:大福もち

トレーニング:ジョグ−10q バイク−約30q

文化の殿堂。
 10月7日(木) 気分: 天候:
渋谷区(桑原区長?)がその威信をかけて建設を進めてきた、セルリアンタワー並びの桜丘町、旧大和田小学校跡地に建てられた施設こそ「渋谷区文化総合センター大和田」http://www.city.shibuya.tokyo.jp/firm/owada/oowada.html
、最上階に据え付けられた円球のプラネタリウムが目立っています。

正式オープンは11月後半ですが、区長の配慮で早々と今日、区議会議員対象にコスモプラネタリウムでオープニング番組の試写会が、750名収容の「さくらホール」では区立中学校8校の音楽祭、フレンドリーコンサートが行われました。

表現が下手、語彙が少なくうまく伝わりませんが、コスモプラネタリウムのスケールと迫力は、昔よく観た東急文化会館の「五島プラネタリウム」の星を予想していた私には本当におどろきです。
360度の大パノラマ画面に3Dと見まがうほどの迫力、試写された番組はあの無人衛星「はやぶさ」の打ち上げから帰還までのCGドキュメンタリー、旅客機のビジネスクラスシートみたいなリクライニング体勢でも、お目目パッチリの45分間でした。

フレンドリーコンサートが行われた「さくらホール」も天高が30メートルもあろうかという木製の作り、目黒区のパーシモンホールをはるかに凌ぎ、初台の新国立劇場に迫ろうかという重厚さ、中学生たちの演奏や合唱も実力よりうまく聞こえましたね。

いままで渋谷区には他自治体に誇れるような文化施設が無かったのは事実、しかしここがオープンすれば違います。胸を張って「観に来てください、使ってください!」とやっと言えるようになります。

朝:トン汁
昼:ラーメン二郎
夜:すき焼き
間食:パームクーヘン

トレーニング:ジョグ−15q

まさに、天佑。
 10月10日(日) 気分: 天候:
悲願の東京・江戸前トライアスロン2010http://www.jtu.or.jp/tokyo-edomae/index.html
、記念すべき第一回大会の朝は、昨日からの土砂降り雨が続き、会場の城南島海浜公園は芝生の部分が田んぼみたいになっていますし、対岸の羽田空港も雨と霧に煙って全く見えません。

ぱらぱらとしか集まってこない選手、メールで「体調がすぐれないので今日はキャンセル」などという知人、顔見知りの選手からは「本当に本当にレースやるのですか?」などと真顔で聞かれる始末、ともすればくじけそうに、折れそうになるハートに鞭打って、作り笑顔で「もちろんやります!」と元気ぶって答えます。

土砂降りの雨の音でスタッフミーティングもままならず準備もスタート、事故が起こらないことだけを祈ってその時を待ちます。心配そうな顔で来賓の方々や選手たちもも集まってきます。日本トライアスロン連合の岩城大会会長(参議院議員)からは「この天気誰のせい?伊藤さん?」なんて責められても、反論する元気もありません。

しかし、しかし本当に奇跡的にスタート15分前に、俄かに羽田空港の向こう、西の空が明るくなり雨が上がったのです。そして開会式途中には薄日まで射してきたではないですか!まさに、天佑です。参加者や関係者の表情もみるみる明るさを増していくよう、大会の大成功を私は確信しました。

大会は無事終了、参加選手たちからは「いい大会でした」とか「素晴らしいロケーションですね」、「こんなに近くでレースができて最高、来年も必ず参加します」との声・声・声、思わず泣きそうになってしまいました。

参加者は約400名と予定数には足りませんでしたが、この選手たちの経験が、必ずや東京・江戸前トライアスロンを世界に誇る大会に育ててくれると信じます。実行委員の皆さん、ボランティア、スタッフ、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。私は今日の感激を忘れません。

朝:おにぎり
昼:カレー、焼きそば
夜:中華コース、居酒屋系つまみ
間食:アイスクリーム

トレーニング:ジョグ−5km

出雲優勝、まず一冠。
 10月11日(月) 気分: 天候:
学生3大駅伝の初戦、出雲全日本大学駅伝の応援(もちろん早稲田大学の)に前日の江戸前トライアスロンの疲れも忘れて、朝一番の飛行機に飛び乗り現地入りしました。まずは同行した「渡辺康幸監督(なべ)を男にする会」のメンバーたちと出雲大社で必勝祈願です。

スタート前に会長の瀬古さん(TV解説)や渡辺監督に連絡を取ったところ、早稲田の調子は上々らしく期待はいやが上にも盛り上がります。結果は1区矢澤からケニア人留学生に競り勝ちトップ、以降一度も首位を明け渡すことない完全優勝、早稲田にとっては14年ぶりの出雲優勝、渡辺監督にとっては初めての駅伝タイトルになりました。

「弱い時だから応援しようよ!」との瀬古会長の掛け声に呼応し立ち上がった「渡辺康幸監督(なべ)を男にする会」、箱根駅伝の予選会からの出場を余儀なくされた低迷期を経ての初勝利は監督選手だけでなく、われわれ関係者すべての喜び、勝利の美酒に酔いました。

まずは、瀬古会長やこれまた早稲田出身の金哲彦さんらテレビ関係の人たちと出雲そば屋で祝杯です。いつもは「完敗…!」なんて音頭をとる瀬古会長も今回は「乾杯!!」と威勢よく発声、皆ご機嫌です。その後は参加各大学の選手、スタッフ、応援団、OBなどが一堂に会する「島根ワイナリー」でのさよならパーティーへ参加、ここでも大いに盛り上がりました。

私の横に座った3年・八木選手、練習にはめっぽう強いが試合に弱いとのジンクスをとうとう破り3区・区間賞、「(ブレーキ続きでも)今まで使い続けてくれた監督にお礼を言わなきゃな!」と激励したところ「はい!今後はもっともっと恩返しができる走りを見せます!!」と頼もしい答え、うれしい限りです。

しかしまだ出雲駅伝に勝っただけ、続く11月・伊勢路の全日本大学駅伝、正月の箱根駅伝を制し、グランドスラムを達成してこそ真に渡辺監督は男になれるというもの、私たちの熱い応援も続きます。

朝:サンドイッチ
昼:出雲そば、つまみ
夜:出雲そば、ジンギスカン
間食:まんじゅう

トレーニング:ほぼ完全休養日

一瞬、われを忘れて。
 10月12日(火) 気分: 天候:
出雲から東京に戻り、本会議に出席したり会議や会合を忙しくこなす中その事件は起こりました。

NPO法人・明日の神話保全継承機構http://www.asunoshinwa.or.jp/index.html
の幹事会(会議)でのこと、メール着信に気づきそっと確認すると…「東京マラソン2011当選のお知らせ」でした。約10倍の競争率ですから「どうせ駄目だろう」とほかのレースを入れたりしていましたので、あまりの嬉しさに思わず「やった!!」とつぶやき、椅子から腰を浮かせてしまいました。

会議中のメンバーは何事かとびっくりして「どうしました?」となります。議事を中断したことを謝りながらも、今年落選した超難関の東京マラソンに当たったことを報告、皆さんからも祝福をいただきました。

理事長からは「来年2月は岡本太郎生誕100周年、どうせだったら『明日の神話』バイクジャージーで走って、その宣伝もしてきなさい」とのお達し、喜んで『明日の神話』を纏って走らせていただきます!!

朝:卵サンド
昼:幕の内弁当・つまみ
夜:洋食系つまみ・ハンバーガー
間食:まんじゅう

トレーニング:出雲シーサイドジョグ−16q 城西大学の選手に遊ばれてしまいした…

渋谷の教育力。
 10月13日(水) 気分: 天候:
区議会文教委員会で「平成22年度全国学力・学習状況調査結果」の渋谷区立学校の状況報告が教育委員会からありました。これは、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握分析するため、小学校6年生と中学校3年生にそれぞれ算数・数学、国語のテストと学習アンケートを行い課題等を検証するものです。

小難しい解説になってしまいましたが要は、全国、東京都の平均点と渋谷区のそれが一覧になるいうこと、教育委員会や学校関係者にとっては非常に興味深い資料です。今年の結果は…といえば、渋谷区の小中学生はすべての科目で全国平均、東京都平均を大いに上回っていましたので、渋谷の子供たちの学力の高さが立証されたということです。

その後の教育委員会からの説明によると「国語については読解力は高いがそれを発表したり説明する力が足りない」、生活状況については「遅寝・遅起き傾向、携帯電話の所持率が高く使用に関する家庭でのルール設定が弱い、規範意識が低い」との傾向が示されました。

私は少し心配になり「今の説明を聞くとどうも渋谷の子供たちは、本来の意味の学習という趣旨から、受験テク・点取りテクに走っているきらいがあるのではないか?」さらに「親も子供も受験重視の個人主義に走ってはいないか?」と指摘しました。

どうせ「そんなことはありません!」とか否定されるかと思っていら違いました。「教育委員会としても委員ご指摘の点は懸念しています。今後も渋谷の学校がそのような方向に進みすぎないよう、現場ともども改善していきます」との答え、あっぱれです。

テストの点数が良ければ、あとは構わないだろうという姿勢でなく、本来の教育という視点を忘れていない渋谷区の教育委員会を見直すとともに(失礼しました)、議会も力を合わせて子供たちのため、渋谷の未来のために頑張ろうという気になりました。渋谷の教育のますますの隆盛に期待です。

朝:目玉焼き・トースト
昼:パスタランチ
夜:居酒屋系つまみ
間食:ミックスナッツ

トレーニング:1q×3本インターバル・ジョグ−13q 

伝言あり。
 10月19日(火) 気分: 天候:
決算審査が続く渋谷区議会、午後に行われた文教委員会所管の分科会、質疑の最中にケータイがなりました(もちろんマナーモードですから音は出ませんよ!)。チラ見したところ登録されていない電話ですから、とりあえず無視したところメッセージが残っていました。

休憩時間にメッセージを再生したところ…「もしもし!伊藤さんの携帯ですか?一青窈です」ときました。先月トライアスロンの後輩の結婚パーティーで会った一青窈さんに「岡本太郎さんのファンですよね?明日の神話http://www.asunoshinwa.or.jp/index.html
の衣装で紅白にも出ていましたし」と話しかけたところ「はい!太郎の船団(明日の神話をメキシコから運び修復するプロジェクトに賛同する著名人の集まり)のメンバーです」とのうれしい答えです。

「実は私たちの渋谷区トライアスロン連合でも許可を得て明日の神話をモチーフにした渋トラバイクジャージーを作ったのです。よかったらプレゼントしますよ?」と提案したら「トライアスロンはやりませんが喜んでいただきます」と言ってもらい、先日バイクジャージーを送った経緯があるのです。

留守録の内容はバイクジャージーが届いたことのお礼と、「しつこいようですが私はトライアスロンをやっていませんので、すぐに着られるかはわかりませんが…」とのことでした。なぜこんな伝言内容になったかといえば、私がバイクジャージーに同封したメモに「着ている写真が見られたらうれしいです」みたいなことを書いてしまったからでしょう。

しっかりフラれてしまいましたが、たぶん彼女も『明日の神話』の魔力には勝てないはず、テレビか雑誌かどこかで一青窈さんが渋トラバイクジャージーを纏っている姿を見られる日を信じています。
早く着てくださいね!!よろしくお願いします。

朝:卵サンド
昼:ハンバーグランチ
夜:居酒屋系つまみ
間食:まんじゅう

トレーニング:ジョグ−15q 脚は軽い

すす払いに、思う。
 10月29日(金) 気分: 天候:
年に一度の岡本太郎・大壁画『明日の神話』http://www.asunoshinwa.or.jp/index.html
すす払いのシーズンがやってきました。一昨年11月に壁画の渋谷招致がかない、ハチ公広場上通路に設置、昨年に続き今年も井の頭線・山手線の終電から始発までの間(午前1時から4時まで)、作業をするその初日です。

今年もいろいろな人をあの壁画に案内し「この壁画こそが岡本太郎の太陽の塔と肩を並べるパブリックアートの大作、原爆にも負けない人間の尊厳というコンセプトを浴びて帰って下さい!」と紹介してきました。

また、渋谷区トライアスロン連合では昨年、岡本太郎現代芸術記念財団の許可を得、『明日の神話』バイクジャージーを作成、今年はアーティストの一青窈さんにプレゼントができたり、急逝した大切な後輩の棺にそのバイクジャージーを収めたりした、やはり思い出深い一年でした。

しかし何と言ってもわたし的にはゴールデンウィークのバイクでの転倒事故のことが思い出されます。鶴峠(東京都、山梨県の県境)の下りを60q近いスピードでこけて吹っ飛び、ヘルメットを真っ二つにしながらも、怪我は肋骨3本と鎖骨の骨折ですんだあたりは、そのとき纏っていた『明日の神話』バイクジャージーの何か目に見えない力に助けられたからだと思わざるを得ません。

岡本太郎に感謝し、丈夫に産んでくれた親に感謝し、サポートしてくれた仲間たちに感謝し、進んでいこうと改めて感じましたよ。

朝:ピザトースト
昼:ステーキランチ
夜:居酒屋系つまみ・鍋
間食:なし

トレーニング:ジョグ−代々木公園クロカンコース×3周。