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昨年秋の「つくばマラソン」で悲願の2時間50分切りを果たした今、この荒川市民マラソンは取りあえずエントリーだけしておいて、仕事の都合によってはキャンセルも止むなしという位置付けでしたから、モチベーションの低さは隠しようがありません。ましてや、私の仕事は本番(都議会議員選挙)が約3ヶ月後に迫っていますので、本来は走っている場合ではない状況でした。しかし、なぜか今年は故障もなくまずまず練習もできていましたし、スケジュール調整も上手くいったため、連続サブスリーを止めないという気持ちでレース参加を決めました。 |
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天気予報では晴れて気温が上がるとのことでしたが、当日3月20日は、薄曇りで結構寒い(5℃〜10℃)コンディション、風は北西からの微風、フルマラソンにはもってこいの天気です。スタート直後は足もやや軽い感じでしたから、1km4分ペースで行けるところまで行くと決めました。このペースで行っていれば、その後の展開も変わっていたかもしれませんが、4km付近で今回のレース女子優勝者(タイム2時間45分台)と一緒になってしまいました。彼女には前走のつくばマラソンでもスタート直後から併走しながら8km付近で置いて行かれ、逃げ切られた苦い思い出がありましたら、つい我を忘れてついて行ってしまったのです。5km過ぎからペースが上がり10kmまでのラップは19分30秒台、今の私のスピードではありません。案の定、13km付近で息が上がってしまい彼女についていけなくなり、その後は大変な思いをすることになりました。 |
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脚に一度乳酸をためてしまってはペースの維持は不可能、(彼女に置いて行かれたショックも手伝い)ずるずると落ちていきます。ましてや折り返してからは弱いながらもアゲンストですからなおさらです。しかし、完全につぶれてしまえばサブスリーも危うくなりますので、苦しいながらもねばりにねばっての走りとなりました。35km過ぎのシャーベットステーションでまごまごシャーベットを頬張っていたら調子を落としている後輩のライバル君にも抜かれる始末、こりゃマズイと思い返し、動かない足に最後のムチを入れて彼とのデッドヒート、最後は競り負けましたが、何とかつぶれることなく目標をクリアしてのゴールとなりました。 |
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レース展開を読んでもらえば解ると思いますが、今回のレースは自分らしさを忘れ、他人に無謀にもついて行った結果、そのツケを15km以降延々と払う羽目になりました。改めてフルマラソンの苦しさ、難しさを味わい、非常によい勉強になりました。しかし、完璧につぶれることなくゴールできたことは収穫でもありました。
これから3ヶ月間は都議会挑戦に向け全力投球になります。何としても勝ち抜いて、しっかり練習を積み12月、あの「福岡国際マラソン」を走りきりたい(途中関門に捕まらず完走)と思います。
どうか、伊藤たけしの挑戦に大きなご声援をいただきますようお願いします!!
Keep on running!! |