◇竹花副知事の講演
先日開かれた東京自民党の研修会。講師の東京都・竹花副知事(治安担当)は「ここ10年で件数・率ともに最も増加したのが少年犯罪、少年犯罪防止に向けた取り組みを強化するとともに、青少年が犯罪に巻き込まれない環境づくりも大切」と力説。青少年健全育成条例の改正に言及しました。
◇条例改正の流れ
東京都は「青少年問題協議会(知事の諮問機関)」の答申を受け、2月25日から始まった都議会に「青少年健全育成条例」の改正案を提出。都議会の議決を経て、本年4月1日から施行される予定です。
◇その中身は
(1)刃物の販売制限
(2)不健全図書の包装義務づけ
(3)着用済み下着等売買(ブルセラ)の禁止
(4)風俗スカウトの禁止
(5)深夜外出の制限
(6)カラオケボックス・インターネットカフェ・マンガ喫茶への深夜の立ち入り制限
など、近年問題になっていた諸課題に対し、様々な規制が加えられています。
◇渋谷区への効果は?
私は、この条例改正がもたらす渋谷区(特に渋谷駅周辺繁華街)への効果は絶大だと考えます。渋谷は都内でも有数の青少年が集まる場所です。特にスカウトによる風俗店への勧誘やブルセラショップが取り締まり対象になったことや、カラオケボックスやマンガ喫茶に深夜の立ち入りが禁止されたことにより、渋谷の青少年に対する環境は大いに改善するものと思われます。
◎伊藤たけしの判決!!
今回の条例改正は「青少年が触れるべきでない情報、行うべきでない行動について、大人が責任を持って線引きをする」という東京都の強い姿勢が感じられ、評価できます。よって今回は、是非4月1日以降、条例違反への取り締まりが目に見える形で行われることを望みながら、渋谷のイメージ回復につながるようにとの願いも込め、東京都の青少年健全育成条例改正にはっきりYES!!です。
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