10年間の認知症介護を経験し、昨年母を見送った。認知症は早期発見が重要なので、40歳以上が受診する特定健診の案内に「自分でできる認知症気づきチェックリスト」を同封できないか。
渋谷区では今年度より「認知症検診推進事業」を開始したところ。ご提案の特定検診案内にチェックリストを同封することは、年齢層などターゲットが異なる課題があるため、より効果的な方法も含め引き続き検討していく。
高齢者にスマホを貸与するなどの「高齢者デジタルデバイド解消事業」はスマホ貸与期間が終了した後も、情報格差解消と生活の質向上を目指して事業継続を行うべき。
スマホ貸与事業は来年終了するが、講師と1対1の「なんでもスマホ相談」や皆で気楽に学べる「スマホサロン」事業など継続し、高齢者の情報格差解消を図る所存。
88歳の米寿祝品贈呈については、従来の申請主義ではなく、敬意をこめて区からお届けする方法に速やかに改めるべき。合わせて敬老事業全体の今後の展望を伺う。
敬老事業には議員提案の米寿祝品贈呈のほか、75歳以上の区民全員が対象の敬老金贈呈事業、百歳表敬訪問などさまざま種類がある。それぞれの事業趣旨を踏まえつつ、敬老事業全体で総合的な見直しを図ることが必要と考える。
今年度から地域単位での総合防災訓練「渋谷防災キャラバン」が始まった。会場には親子連れなど若い世代の参加者が目立ったが、どのようにとらえられ、課題などをお持ちか。
防災キャラバン参加者の満足度は高く、高評価をいただいた。これを渋谷区全域に広げるには、日程調整、消防署の協力、職員体制の確保などの課題も見えてきたので、検討の上来年度に備える。
避難所におけるペット用備蓄品の種類、数量は。また、避難所ごとのペット同行避難のルール作りは進んでいるか。さらに飼主とペットが避難所の同じスペースで過ごせる「同伴避難所」の開設を提案する。
ドッグフード792食、キャットフード1,188食、ペット用ケージ150個、犬用リード64本、ペット用大型テントを3年計画で33の避難所に配備。ペットの飼育場所を定めた施設利用計画が33の避難所のうち30カ所で作成済み。ペット同伴避難所については他自治体の事例など研究し、検討していく。
『新しい学校づくり』整備方針が示され、今後20年間に22校が建て替えられる予定、全体の整備費見込みなど財源の見通しを問う。
財源となる基金を効果的に活用しつつ、デジタル技術を活用した生産性向上や区有財産を活用した財源確保に挑戦するなど、全庁をあげてしっかり向き合う所存。
① 小中一貫教育校の小学校入学については、区内全域から入学を認めるなどの運用を。
② 神南小学校、広尾中学校、松濤中学校が入る予定の旧青山病院跡地の仮設校舎の配置計画は。また、仮設校舎で学ぶ配慮や通学の支援は。
③ 「新しい学校づくり」を活用し、各中学校での特色教育を再構築し、選ばれる中学校づくりを。
① 議員の指摘のように、新たな小中一貫教育校の設置にあたり、小学校入学については通学区域や学校選択のルールを検討する必要がある。
② 仮設校舎は3つの学校が同時に利用できるよう、3階建てで約1万平方メートルの床面積を想定、特別支援学級、放課後クラブ、図書室なども設置、また校庭や複数の体育館を整備し、現在の学校機能が低下しないよう配慮。通学に関しては、スクールバスの運用も含め、対応を検討する。
③ 小学生が進路を考える際に、夢や希望を抱いて区立中学校を選んでいくことができるよう、さらに魅力ある学校の特色づくりを進める。
① 町会活性化と若い世代の加入促進にSNSの活用を。補助金を使った町会ホームページの作成・更新やLINEなどを使った町会イベントの紹介を進められないか。
② 白根図書サービススポットと白根記念渋谷区郷土博物館・文学館の活性化策として、入館料を無料にしてはいかがか。
③ コロナ禍の負の遺産とも言える「路上飲み」の規制と対策を求める。
④ 渋谷1丁目地区共同開発(ステップアッププロジェクト)で、北側住宅エリアへの配慮を。民間運営となるアリーナについて、避難所や地域コミュニティとしての担保は。美竹公園のホームレス対応、公園の維持管理は。同じエリアの旧こどもの城については、都民の利用に供すべきと東京都に申し入れを。
⑤ ケアコミュニティ原宿の丘建て替えで、地域ヒアリングにおける意見は。区として考える用途と地域包括支援センターなど現有施設の移転先は。
① 町会ホームページ作成、更新については補助金を増額し利用拡大を図った。加入促進策としてLINEを活用するなど来年度の事業化を検討。
② 博物館の企画展に合わせて無料券を配布することを検討。ご提案の入館料の無料化は連携事業の成果を見極めていく。
③ 酒類提供店舗への注意、指導などに努め、警察など関係機関と連携してく。青色防犯パトロール車導入について研究を進める。
④ 駐車場入り口の配置や植樹により住環境に配慮する。避難所開設・地域住民利用をアリーナ建設の募集条件としている。美竹公園と隣接する施設を一体的に管理し、適切な運用を図る。旧こどもの城の活用は都に申し入れる。
⑤ 地域からは使用状況を踏まえた課題やアイディアをいただいた。幅広い世代が利用できるコミュニティ施設を目指す。現有施設については移転先、代替地を検討中。
「渋谷区がん対策推進会議」を設置しAYA世代と呼ばれる若い世代のがん患者向けの助成などがん施策の推進を提案する。
来年度、がん対策推進計画を含む渋谷区健康増進計画を改定予定、先立って区民アンケート調査を行い、区民の健康意識やがんに対する認識を調べる。「がん対策推進会議」の設置については調査・研究していく。
ジェンダー平等にとどまらない条例の進化・本年度中の改正を強く求める。改正内容に合った条例名称変更も必要。
ジェンダー平等理念のブラッシュアップの他、障がい者、ヘイトスピーチ、インターネット上の誹謗中傷など様々な人権課題を盛り込んだ、包括的人権条例として進化させる。条例の名称変更も合わせて検討する。