渋谷図書館(東1丁目)閉館!図書館条例改正
―賛成討論に立つ!新しい地域図書館建設に期待―


令和4年第1回渋谷区議会定例会にて前回定例会からの継続審議となっていた、閉館する渋谷図書館を削るための「渋谷区立図書館条例」の改正案が賛成多数で可決しました。伊藤たけしは「シブヤを笑顔にする会」を代表して賛成討論に立ち、図書館行政の今後についての要望、提案を行いました。

渋谷図書館
令和4年3月31日をもって閉館した渋谷図書館


最終本会議での賛成討論、図書館への熱い想いを語る
最終本会議での賛成討論、図書館への熱い想いを語る


伊藤が行った賛成討論の要旨は次の通りです。
前定例会にて継続審議とした理由
  1. ① 渋谷図書館を閉館するという説明が、利用者、地域、議会にされないまま、突如条例提案されたこと。
  2. ② 渋谷図書館に代わる地域図書館建設案がロードマップを含め、全く示されなかったこと。
  3. ③ 渋谷図書館で行っていた、本の貸出受付となるサービススポットの代替施設が明確に示されなかったこと、また閉館後の跡地利用についても対案が示されなかったこと、などでした。


その後の継続審査等で示された渋谷区の対応
  1. ① 教育委員会が地元町会、町会連合会、青少年対策地区委員会に渋谷図書館の老朽化による閉館を説明、地域の要望を聞いた。
  2. ② 新しい地域図書館を令和8年度竣工予定の広尾中学校に複合化して建設すること。
  3. ③ サービススポットは、ゴールデンウイークを目途に白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(東4丁目)に開設し、図書館機能を維持すること。
  4. ④ 渋谷図書館の跡地利活用については、常盤松小学校の建替え時期も考慮しながら検討を進めること、などでした。


 
 
 


これら渋谷区の対応をもって条例改正への一定の道筋がついたとの認識を示したうえで、今後の図書館整備と渋谷区の図書館機能の充実について、区長に提案と要望を行いました。

図書館機能充実に向けての要望、提案
  1. ① 広尾中学校に複合化される新図書館については、カフェや食堂などコミュニティ機能の充実を図ること。レファレンス機能を強化し区民が調査研究にいそしめる場にすること。またスペシャルニーズがある子どもが図書に親しめるよう「リンゴの棚」と呼ばれる障害児用スペースを設置すること。
  2. ② 白根記念渋谷区郷土博物館・文学館に設置予定の図書貸出しの取次を行うサービススポットは渋谷図書館同様、午前9時から午後7時までの開設とし、雑誌などの閲覧コーナーも作ること。博物館・文学館との連携を図るとともに、親子で図書に親しむ場づくりを検討すること。などを求めました。
  3. ③ 渋谷図書館跡地については、地域住民の声を聞いて利活用を進めること。
  4. ④ 最後に大切な区民施設の管理を怠り、渋谷図書館をここまで傷めてしまったことについて渋谷区への苦言を呈し、渋谷図書館を残してほしいとの請願に署名された5700名余の皆さんに、「広尾中学校に作る新しい地域図書館を長谷部区長と力を合わせて素晴らしいものにする!」と誓って討論を終えました。


 


※2022年4月26日に白根記念渋谷区郷土博物館・文学館1階にて図書館のサービススポットが開設予定です。お楽しみに!!
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