渋谷区議会・平成17年度予算案を可決!

第1回定例会(予算議会)特集号


予算特別委員会の様子
3月3日から3月31日まで渋谷区議会第1回定例会が開かれ平成17年度予算をはじめとして、区民生活に密接に関係する51議案を議決しました。
本会議での委員長報告 この定例会は予算特別委員会を設置することから「予算議会」とも呼ばれます。伊藤たけし委員長のもと、最終日に議決された渋谷区平成17年度予算の主な内容をリポートします。

 

平成17年度予算規模
一般会計
761億3500万円 
特別会計
469億1100万円 
合 計
1230億4600万円 

 

1.安心して健やかに暮らせるまちづくり
   (福祉・少子化対策)
第3特別養護老人ホーム・美竹の丘開設

建設中の旧渋谷小学校跡地複合施設・美竹の丘・しぶや

建設中の旧渋谷小学校跡地複合施設・美竹の丘・しぶや

居住者のプライバシーに配慮した全室個室かつ、ユニットケアの区立特別養護老人ホーム・美竹の丘(ベッド数155床)を本年12月に開設します。

 

 
高齢者センター・高齢者グループホームの整備

高齢者センター予定図

高齢者センター予定図

介護予防、グループリビング等地域の福祉機能を充実するため、高齢者センターを整備します。
(1)幡ケ谷地域・平成18年度開設
(2)富ケ谷地域・平成19年度開設

また、認知症高齢者が地域で家庭的な環境の中で暮らせるよう、公設によるグループホームを整備します。笹塚2丁目・平成18年度開設

 
障害者サービスの充実

心身障害者福祉センターを建て替え、障害がある人の住み慣れた地域での生活を支援するため、障害者入所施設、障害者地域自立生活支援センター等の機能を備えた複合施設を整備するため、本年度は実施計画を行います。

子育て支援サービスの充実

区立保育園の運動会

区立保育園の運動会

子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境整備の一助として、中間所得層の保育料を30%から50%減額します。また、待機児解消に向け、美竹の丘・しぶやに保育園を設置(平成18年4月開設)するとともに、区内2園目の認証保育所の助成を始めます。

 

 

2.いきいきと創造的な活動が行われるまちづくり
   (教育環境の充実、歴史・文化の継承)
学校の二学期制

「ゆとり教育」と「確かな学力」を両立させるため、今年度から全ての公立小学校、中学校、幼稚園で二学期制を実施し、授業時間の確保・充実を図ります。

 

学校安全対策の強化

ガードボックスイメージ

ガードボックスイメージ

大阪・寝屋川市での小学校殺人事件を受け、今年度は小学校全校(20校)の校門付近にガードボックスを設置し、常時民間警備員を配置し、不審者の出入りを監視するなど、更に学校の安全対策を強化します。

 
郷土博物館・文学館の開館

白根記念郷土博物館・文学館イメージ図

白根記念郷土博物館・文学館
イメージ図

ふるさと渋谷の歴史、文化を次世代に伝え、新たな文化の創造を支援するため、改築した白根記念館で渋谷に関する郷土資料の他、ゆかりのある作家等の文学資料の収集・展示を行います。(平成17年6月開館)

 

 
恵比寿・広尾地区への図書館の開館

空白地域であった恵比寿・広尾地区には臨川小学校内に学校図書館と連携した区立図書館を開設(平成18年2月末)するとともに、全ての図書館で開館日の拡大及び開館時間の延長を行います。 

 

3.災害に強く地球環境と調和するまちづくり
   (安全・安心のまちづくり、環境対策)
災害用トイレの整備

災害用トイレ

災害用トイレ

災害発生時の避難所となる小・中学校の校庭に平成16年度からの3年間で災害用トイレを計画的に整備し、避難所機能の強化を図ります。このトイレは下水管に直結した「流下式トイレ」でくみ取り等の必要なく利用できます。

納税者の視点2005年2月号参照

 
渋谷区ふれあい植物センターの開設

ふれあい植物センター内部

ふれあい植物センター内部

渋谷清掃工場の還元施設として、ふれあい植物センターを開設(平成17年4月)します。この施設は緑化やみどりのボランティアの活動拠点とするなど住民参加型を目指し、「蛍」や「メダカ」なども観賞できるよう工夫されています。

 
公園の新設改良

参宮橋公園イメージ

参宮橋公園イメージ

昨年、区が取得した代々木四丁目用地(約2700平方メートル)に参宮橋多目的公園を、道玄坂の地域環境維持を目的に百軒店児童公園を新設します。宮下公園にはフットサルコート(2面・クラブハウス)が設置されます。

納税者の視点2005年3月号参照

 

上の画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます