5月23日の石原都知事と小倉区長とのトップ会談を経て、6月26日には、地元代表を初め、区議会代表、都議会議員、小倉区長と石原都知事との会談が実現した原宿大規模留置場問題、その後行われた「反対区民の会」主催の報告会と区議会全員協議会の模様をリポートします。
区議会代表としての決意表明
反対の熱は冷めやらない
7月23日、神宮前穏田区民会館において第2回原宿大規模留置場反対区民の会報告会が開かれました。経過報告の中で石原知事との会談では、知事より「基本構想の策定は8月末にはこだわらない、地元と都が率直に話し合うことが大切」との発言を引き出したと報告がありました。その他、東京弁護士会3団体連名で原宿大規模留置場反対(代用監獄反対)の意見書が東京都に提出されたとの報告もあり、今後の運動方針(1)大規模な留置施設に反対する(2)都と地元が互いの対立点を解消するための方法を一緒に考えていくことが確認され閉会しました。
続く7月31日、渋谷区議会議員協議会が開かれ、田原財務局長以下東京都幹部から4月に都がまとめた「基礎調査報告書」の内容を聴取し、厳しい質疑を行いました。主な質疑では、都が8月に策定するとしている「基本構想」について知事がタイムスケジュールにこだわらないと発言した点が焦点となり議論が交わされました。最後に伊藤たけしが「基本構想」に盛り込む警察署や留置場の規模については区、議会、地元との合意が前提と確約させ、終了しました。今後とも東京都との協議の中で原宿警察署に見合った数の留置施設となるよう最大限の努力をしていきます。
全員協議会の1コマ