しかし、開設までの道のりは大変厳しいものでした。駐車場入り口脇に建つマンション「渋谷ホームズ」の一部住民による反対運動に共産党など政党・会派の区議会議員が党利党略を絡めて相乗りし、建設説明会を何度となく力ずくで流会させ、マスコミを利用して反対世論をあおりました。挙げ句の果てには、強引に署名集めを展開し昨年2月には直接請求による「住民投票条例」制定の可否を問う区議会本会議まで開かれるに至ったのです。
しかし、冷静にサイレントマジョリティーの声に耳を傾けた区議会は @地域限定の問題であり住民投票にはなじまない A入口建設は駐車場の経営改善や公園通りの渋滞解消に資する B地元商店街、町会から建設促進の要望書が提出されていること等の理由から、この条例案を否決しました。その後徐々に反対運動は収まり、入口オープンの当日もセレモニーの妨害はおろか、反対住民が顔を出すことさえなかったのです。
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